自動運転・先進運転支援システム
自動運転・先進運転支援とは
自動運転(Autonomous Driving、略称AD)や、先進運転支援システム(Advanced Driver-Assistance Systems、略称ADAS)は、自動車のドライバーの運転操作を支援するシステムです。
交通事故のほとんどはヒューマンエラー(人為的過誤)によって発生しています。先進運転支援システムでは、安全でより良い運転のために車両システムを自動化し、ヒューマンエラーを最小限に抑えることで、交通事故を減らすことなどを目的としています。
日本においては、高齢運転者による事故防止対策の一環として、先進運転支援システムを搭載した自動車を「安全運転サポート車」と位置付け、官民をあげて普及に取り組んでおり、安全なモビリティライフへの関心が高まっています。
2019年2月には、日本や欧州を含む40ヵ国が新型車への自動ブレーキ搭載義務化に合意し、日本では2021年11月より、フルモデルチェンジする新型国産車を対象に、搭載義務化がスタートしました。
その発展として自動運転があり、世界の自動車メーカーやIT企業が、自動運転車の開発に取り組んでいます。
日本では、2025年を目途に完全自動運転を目指すとし、開発や実証実験が進んでいます。
自動運転の定義
レベル0
ドライバーが常にすべての主制御系統(加速、操舵、制動)の操作を行う。
レベル1(運転支援)
加速、操舵、制動のいずれか単一をシステムが支援的に行う。
(例)衝突被害軽減ブレーキ
レベル2(部分自動運転)
システムが一部の操作を行う。
(例)高速道路での自動運転。遅いクルマがいれば自動で追い越す。高速道路の分合流を自動で行う。
レベル3(条件付自動運転)
システムが全ての操作を行うが、システムの機能限界時などには、ドライバーが運転操作を行う。
レベル4(高度自動運転)
特定条件下においてシステムが全ての運転を行う。
(例)限定地域での無人自動運転移動サービス
レベル5(完全自動運転)
常にシステムが全ての運転を行う。
自動運転の実現
自動車業界は、100年に一度の大変革の時代と言われています。
「CASE」と呼ばれる新しい領域で技術革新が進み、クルマの概念は大きく変わろうとしています。
これからのクルマは、あらゆるサービスとつながることによって、社会システムの一部になることが期待されており、東日本技術研究所では、お客様の課題やニーズにあった最適な方法で、トータル的にご支援いたします。
開発実績
・センサーソフトウェア開発(ステレオカメラ、単眼カメラ、LiDAR、ミリ波など)
・センサーシミュレータ開発(ステレオカメラ、単眼カメラ、画像処理FPGAなど)
・Amazon Web Servicesを用いた仮想環境の構築
・AUTOSAR準拠ソフトウェア開発
・Automotive SPICE準拠ソフトウェア開発
・機能安全(ISO 26262)準拠ソフトウェア開発
・NCAP準拠ソフトウェア評価